
サワディーカップ、白鳥(@shiratori_dai)です!
どこの国に行っても、その国の常識やしきたりというものが少なからず存在しますよね。
日本ではごく普通に当然であることが、ある国ではタブーであったりと、国によってルールも全く違います。
それゆえ、ある国で黒と決まっていることは、たとえ我々外国人が物を申したところで白になることはありません。
それらを踏まえ、本日は、タイでの注意すべき常識とマナーについてお話したいと思います。
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仏教・僧侶・寺院に対する配慮が不可欠

タイは、上座部仏教徒が95%も占める国です。
国民も信仰心が深い人が多いです。
こちらは、『エラワンの祠』というバンコク最大のパワースポットです。敷地内には、ブラフマーと呼ばれる、ヒンドゥー教の三最高神の一人である神様が祀られています。
タイって仏教国でしょ?と思いがちですが、もともと仏教とヒンドゥー教は、バラモン教から派生したという背景があり、タイの文化はインド文化の影響を受けたことから、タイにはその二つの宗教が混在しています。
「願いが叶う祠」で大変有名なエラワンの祠は、悲惨にも、2015年8月にバンコクテロ事件の現場となってしまった場所ですが、現在は以前の様な平穏な様子を取り戻し、毎日多くの人が参拝に訪れています。
また、タイで生活をする上で僧侶の存在を忘れてはなりません。タイの僧侶は、オレンジ色の布を体に巻きつけたような袈裟を着ていて、よく目立ちます。
路上でも僧侶に対して、手を合わせて拝むタイ人の姿も多く、また電車の中でも優先座席の対象となっている程、僧侶は非常に高貴な存在とされていることがよく分かります。
よって、僧侶に触れたり、指を指したりすることは大変失礼にあたります。また、僧侶が女性に触れることは戒律に反する為、女性は電車やバスで僧侶の隣には座らない等の注意を払うことが必要です。
そして、寺院の存在も忘れてはなりません。
タイには、『王宮&ワットプラケオ(エメラルド寺院)・ワットポー(涅槃仏寺院)・ワットアルン(暁の寺)』の三大寺院と呼ばれる寺院があります。
いずれも聖なる場所とされていますので、観光で訪れる際は、露出度の高い服装を避けるようにして下さい。
※王宮は特に厳しく、ノースリーブ、短パン、サンダルは入場拒否されたという話も聞いたことがあります。
また、タイ人は、王様・王室を深く敬愛しておりますので、軽はずみな言動や態度は、厳禁です。
※タイの基本情報に関しましては、こちらのブログをご参照下さい。

飲酒制限が多い
タイは、飲酒に対する場所と販売の制限が多いです。
寺院・公園・バス・電車等の公共の場では飲酒禁止です。
仏教の祝日(禁酒日)、選挙の前・当日は酒類の販売は禁止です。
また、酒類の販売は、11時~14時、17時~0時の時間帯だけに制限されており、コンビニやデパートでは、その時間帯はシートが掛けられています。
飲酒禁止場所と禁酒日、販売禁止時間を把握し、節度ある行動をとることが大事です。
パブリックスペースでの喫煙は禁止
タイでも昨今、禁煙化の風潮が出てきております。
レストラン、デパート、ホテル等の空調が効いている屋内やバス、電車、公園、市場等の公共の場では喫煙禁止です。
室内の分煙室も減ってきているので、基本的には室内では喫煙禁止と考えた方がいいと思います。
違反すると2,000バーツの罰金が警察官より科せられますので、予めそこが喫煙可能な場所かどうかを確認することをおすすめします。
※特に公園内・付近には警察官が多く、喫煙とポイ捨てが厳しく取り締まられております。(たまに警官に罰金を払っている人を見ます)
(重要)電子タバコ
電子タバコ(アイコスはじめ、加熱式のタバコも含む)をタイに持ち込むこと、使用は厳禁です。
最近バンコク市内で使用している人をみかけますが、最大10年の懲役、50万バーツの罰金が科せられる可能性があるので注意が必要です。
人の頭と左手、足の裏
人の頭は神聖とされ、左手と足の裏は不浄とされています。
この常識は日本人には、あまりピンと来ない部分かもしれません。
日本では、よく子供の頭を撫でたりしますが、タイでは人の頭には精霊が宿る神聖な部分とされているので、たとえ愛情を込めていたとしても、子供や他人の頭を撫でることは厳禁です。
また、左手で人を指差すことは最大の侮辱とされ、人体で最も不浄とされる足の裏を人に向けることも失礼にあたるので注意が必要です。
タイは、フットマッサージが有名ですが、マッサージ前に足をこれでもか!というくらい石鹸をつけて念入りに洗いますもんね。
マイペンライ(ไม่เปันไร)
タイ語で『全然気にしないで、問題無いよ』という意味です。
マイペンライは、魔法の言葉といっても過言ではない程、タイ人はよく使いますし、その一言で解決することが多いです。
たまに全くマイペンライじゃない時にも使われることがあるので注意が必要です。笑
その辺はタイ人のなんとかなるという超前向きな気質ですし、タイ人が寛容であると受け止めることが大事です。
皆さんも何か問題が起こった時でも、笑顔でマイペンライと言ってみて下さい。
使っている内に段々、少々のことはマイペンライと思える様になってくるかもしれません。
まとめ
タイの常識についてお話しましたが、いかがでしたでしょうか。
タイ人は笑顔が素敵で、温かい人が本当に多いです。
これはどこの国でも同じかもしれませんが、やはり、タイの常識を吸収しようとする外国人、タイ語を話そうとする外国人に対しては特に寛容に接してくれるように感じます。
『郷に入れば郷に従え』
ということわざにもある様、その国のルールに従うことが外国で生活する上で本当に大事であることをこの1年で痛感しました。
この記事がタイに滞在する際、あなたのお役に立てれば幸いです。
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